こんにちは。ダディです。
昨日は、妻がオンコール当番でして。
悲しいかな、有り難いかな、呼び出されましてね。
手術の内容からして夜中の3時頃になりそうだとの事。
20時頃から出発した妻。
その後、子供たちと寝るまでの準備をしていたのです。
その際、長女が「10月公園とかの外遊びが5時までになる」と教えてくれまして。
「え?なんで?」と次女。
「日没が早くなったから、不審者対策なんだって。」と長女。
「暗くなるのが早くなったら、おばけも出るのが早くなるな。」と僕。
「えー、嫌だぁ。」と次女。
「おばけなんて、いるわけないじゃん。」と長女。
「いやいや、おるわ。ダディの弟のおじちゃんは、ボールみたいなおばけを見たぜ。」と僕。
「え?どこで?」と長女。
「マコっちゃんち。」と僕。
マコっちゃん、懐かしい響きです。
僕が中学生の頃からお世話になった方で、今はどうしているのやら。
そんな、マコっちゃんとマコっちゃんの従兄弟くん、僕と弟。
一時期、本当にずっと一緒に居た感じだったんですけども。
ちょっと肝試し的な感じで、無縁仏の周辺を散策したんです。
それ以降、マコっちゃんの周辺で心霊現象が多発。
僕も何回か心霊現象であろう音を聞いたのです。
まずは、ドライブでの出来事。
僕と弟と、まこっちゃんと従兄弟くんで、ドライブに出かけまして。
平尾台の小倉側のヘアピンカーブ付近に、ちょっと車が停められるようなスペースが有る場所をご存知でしょうか。
Googleマップで調べたら、吹上峠展望所という場所らしい。
ここに車を停めて、ちょっと夜景を眺めていると。
弟から言われました。
「兄ちゃん、なんかシャリンシャリンって、聞こえん?」と。
シャリン。
シャリン。
シャリン。
確かに聞こえます。
まるで修行僧が持つ錫杖のような音です。
弟は、この音に一番最初に気付いたらしく、従兄弟くんに伝え、そして僕に伝えたらしい。
弟が僕に伝えると同時に、従兄弟くんがマコっちゃんに、この音のことを伝えたらしい。
シャリン。
シャリン。
シャリン。
僕達が立っていたのは、斜面のガードレール側。
この音は、山側の岩の壁の中から聞こえてくる感じです。
そして、段々と、こちらに近づいて来ている感じです。
「うわ、マジやん。なんなんやろか。」と、僕は岩の方に近づいて、音の原因を探ろうとしたのですが。
「ユウイチ!何しよんか!ヤバいけ逃げるぞ!」と、マコっちゃんの叫び声が聞こえました。
僕の他、全員がマコっちゃんの愛車アリストに乗って脱出準備が完了。
置いていかれたら大変なんで、僕も慌てて車に乗り込みました。
「なんかさ、お坊さんとかが持っとる輪っかのいっぱい付いた杖でさ、歩いてきてる感じに聞こえんかった?」と弟。
「そうそう、そんな感じやった。」と一同。
瞬く間に小倉側に下りきって、マコっちゃんの家に行きました。
そしてマコっちゃんの奥さん(僕の従姉弟の姉ちゃん)に、ドライブ中にあった出来事を話していると。
「なんでやろうねぇ。そんなシャリンシャリンとは違うけど、ウチも結構、ラップ音がするんよ。」と姉ちゃん。
しばらく寛いていると。
「バンッ!バタバタバタバタ!」と、襖の向こうから音がしました。
「ほら、聞こえたろ?最近、ずっとこんな音がするんよ。」と姉ちゃん。
すると。
「うわぁ!」と弟。
「え?どうしたん?」と僕。
「襖の向こうに、黄色いドッジボールくらいのボールがスーッと動いてた。」と弟。
「マジか。」と僕。
「うん。マジで。ビックリして胃がギューってなった。」と弟。
「お前、怖がらせようとして嘘ついてない?」とマコっちゃん。
「いやいや、嘘なら「胃がギューってなった」とか、思いつかんよ。」と僕。
「そりゃそうやね。」とマコっちゃん。
「あの肝試しの時からやないんかねぇ。」と姉ちゃん。
「なんかあったん?」と僕。
「あの日の帰り道でね、田んぼを見よる白い服で長い髪の女の人を見たんよ。その瞬間から、左手が冷たくなってね。」と姉ちゃん。
「あの日の帰りって、結構遅かったよね?」と僕。
「そう。だけね、あれは人じゃなかったんやろうと思うんよね。」と姉ちゃん。
「そうなんよ。左手が冷たいって言い出して、左手だけが本当に冷たくなっとったんよ。」とマコっちゃん。
どうやら、原因は肝試しにあるようでした。
で、後日。
肝試しの時に、マコっちゃんの従姉弟くんが、無縁仏の墓石にツバを吐いていた事が原因だろうと判明。
そういえば、確かに従姉弟くんが「ふっ。くだらん。」的なことを言って、ツバを吐きかけていたのを見た覚えがあります。。。
僕も「そういえば」的な感覚だったんで、コレが悪かったと言われたら、今なら「確かに」と思いますが。
とにかく、無縁仏に無礼を働いた事に変わりはありません。
という事で、その墓石にお供え物をして、お詫びに行ったらしい。
すると、それ以降、奇妙な現象は止まったそうです。
この事を長女の言うと。
「ツバを吐かれたくらいで、そんなに怒らんやろ。」と。
あぁ、コイツとは会話が成立せんわ
と、こんな感じで、実際におばけを見た人が身近にいる事を子供達に伝えたのです。
そんな事を、言ってしまったが為か。
妻が居ないので、次女が異様に寂しがるのです。
そして、僕に言いました。
「ダディ。マミィが帰ってくるまで、ソファで寝てて。」と。
「え?ソファで?」と僕。
「うん。ソファで。」と次女。
「いや、一緒にソコ(妻と長女の布団)で寝たら良いやん。」と僕。
「ううん。ソファで。」と次女。
いや、別に良いんですけどね。
うちのソファ、貰い物ですけど、良いソファなんです。
コレの緑のやつです。
でもね。
やっぱり布団で寝たいわけですよ。
ですが、次女のソファゴリ押しするんで。
ソファで横になっていました。
しばらくして子供達が寝たら自室に戻ろうと思ったのですが。
寝ちゃいましてね。
目が冷めたら3時すぎ。
だりぃわ。
スマホでポイ活のアリンコのゲームを少々。
すると妻が帰ってきました。
「え?あんた起きとったと?」と妻。
「いや、さっき起きた。ガーコがソファで寝れって言うけよぉ。」と僕。
「一緒に寝てじゃなくて?」と妻。
「おう。なんか、横に来て欲しくないけど、2階には行かんで欲しいって感じやった。」と僕。
「あんた、可哀想やね。」と妻。
「ホントよ。ソファで寝たらキチィわ。」と僕。
「でも、そのソファ気持ちいいもんね。」と妻。
「そりゃ座る分には良いけど、やっぱ布団で横になりてぇわ。」と僕。
「まぁ、そうやねぇ。」と妻。
「じゃあ、2階で寝るわ。」と僕。
お陰様で。
今日はちょっとキツイ。
まぁ、お金になるような仕事は無いので、休みみたいなもんだったんですけども。
明日は千早の現場です。
早く寝よう。
そして思ったこと。
おばけの話は、次女にはしないように気をつけよう。
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