おばけの話をしたらソファで寝ることになってしまった

こんにちは。ダディです。

昨日は、妻がオンコール当番でして。

悲しいかな、有り難いかな、呼び出されましてね。

手術の内容からして夜中の3時頃になりそうだとの事。

20時頃から出発した妻。

その後、子供たちと寝るまでの準備をしていたのです。

その際、長女が「10月公園とかの外遊びが5時までになる」と教えてくれまして。

「え?なんで?」と次女。

「日没が早くなったから、不審者対策なんだって。」と長女。

「暗くなるのが早くなったら、おばけも出るのが早くなるな。」と僕。

「えー、嫌だぁ。」と次女。

「おばけなんて、いるわけないじゃん。」と長女。

「いやいや、おるわ。ダディの弟のおじちゃんは、ボールみたいなおばけを見たぜ。」と僕。

「え?どこで?」と長女。

「マコっちゃんち。」と僕。

マコっちゃん、懐かしい響きです。

僕が中学生の頃からお世話になった方で、今はどうしているのやら。

そんな、マコっちゃんとマコっちゃんの従兄弟くん、僕と弟。

一時期、本当にずっと一緒に居た感じだったんですけども。

ちょっと肝試し的な感じで、無縁仏の周辺を散策したんです。

それ以降、マコっちゃんの周辺で心霊現象が多発。

僕も何回か心霊現象であろう音を聞いたのです。

まずは、ドライブでの出来事。

僕と弟と、まこっちゃんと従兄弟くんで、ドライブに出かけまして。

平尾台の小倉側のヘアピンカーブ付近に、ちょっと車が停められるようなスペースが有る場所をご存知でしょうか。

Googleマップで調べたら、吹上峠展望所という場所らしい。

吹上峠展望所 · 〒803-0189 福岡県北九州市小倉南区井手浦
★★★★☆ · 展望台

ここに車を停めて、ちょっと夜景を眺めていると。

弟から言われました。

「兄ちゃん、なんかシャリンシャリンって、聞こえん?」と。

シャリン。

シャリン。

シャリン。

確かに聞こえます。

まるで修行僧が持つ錫杖のような音です。

弟は、この音に一番最初に気付いたらしく、従兄弟くんに伝え、そして僕に伝えたらしい。

弟が僕に伝えると同時に、従兄弟くんがマコっちゃんに、この音のことを伝えたらしい。

シャリン。

シャリン。

シャリン。

僕達が立っていたのは、斜面のガードレール側。

この音は、山側の岩の壁の中から聞こえてくる感じです。

そして、段々と、こちらに近づいて来ている感じです。

「うわ、マジやん。なんなんやろか。」と、僕は岩の方に近づいて、音の原因を探ろうとしたのですが。

「ユウイチ!何しよんか!ヤバいけ逃げるぞ!」と、マコっちゃんの叫び声が聞こえました。

僕の他、全員がマコっちゃんの愛車アリストに乗って脱出準備が完了。

置いていかれたら大変なんで、僕も慌てて車に乗り込みました。

「なんかさ、お坊さんとかが持っとる輪っかのいっぱい付いた杖でさ、歩いてきてる感じに聞こえんかった?」と弟。

「そうそう、そんな感じやった。」と一同。

瞬く間に小倉側に下りきって、マコっちゃんの家に行きました。

そしてマコっちゃんの奥さん(僕の従姉弟の姉ちゃん)に、ドライブ中にあった出来事を話していると。

「なんでやろうねぇ。そんなシャリンシャリンとは違うけど、ウチも結構、ラップ音がするんよ。」と姉ちゃん。

しばらく寛いていると。

「バンッ!バタバタバタバタ!」と、襖の向こうから音がしました。

「ほら、聞こえたろ?最近、ずっとこんな音がするんよ。」と姉ちゃん。

すると。

「うわぁ!」と弟。

「え?どうしたん?」と僕。

「襖の向こうに、黄色いドッジボールくらいのボールがスーッと動いてた。」と弟。

「マジか。」と僕。

「うん。マジで。ビックリして胃がギューってなった。」と弟。

「お前、怖がらせようとして嘘ついてない?」とマコっちゃん。

「いやいや、嘘なら「胃がギューってなった」とか、思いつかんよ。」と僕。

「そりゃそうやね。」とマコっちゃん。

「あの肝試しの時からやないんかねぇ。」と姉ちゃん。

「なんかあったん?」と僕。

「あの日の帰り道でね、田んぼを見よる白い服で長い髪の女の人を見たんよ。その瞬間から、左手が冷たくなってね。」と姉ちゃん。

「あの日の帰りって、結構遅かったよね?」と僕。

「そう。だけね、あれは人じゃなかったんやろうと思うんよね。」と姉ちゃん。

「そうなんよ。左手が冷たいって言い出して、左手だけが本当に冷たくなっとったんよ。」とマコっちゃん。

どうやら、原因は肝試しにあるようでした。

で、後日。

肝試しの時に、マコっちゃんの従姉弟くんが、無縁仏の墓石にツバを吐いていた事が原因だろうと判明。

そういえば、確かに従姉弟くんが「ふっ。くだらん。」的なことを言って、ツバを吐きかけていたのを見た覚えがあります。。。

僕も「そういえば」的な感覚だったんで、コレが悪かったと言われたら、今なら「確かに」と思いますが。

とにかく、無縁仏に無礼を働いた事に変わりはありません。

という事で、その墓石にお供え物をして、お詫びに行ったらしい。

すると、それ以降、奇妙な現象は止まったそうです。

この事を長女の言うと。

「ツバを吐かれたくらいで、そんなに怒らんやろ。」と。

あぁ、コイツとは会話が成立せんわ

と、こんな感じで、実際におばけを見た人が身近にいる事を子供達に伝えたのです。

そんな事を、言ってしまったが為か。

妻が居ないので、次女が異様に寂しがるのです。

そして、僕に言いました。

「ダディ。マミィが帰ってくるまで、ソファで寝てて。」と。

「え?ソファで?」と僕。

「うん。ソファで。」と次女。

「いや、一緒にソコ(妻と長女の布団)で寝たら良いやん。」と僕。

「ううん。ソファで。」と次女。

いや、別に良いんですけどね。

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コレの緑のやつです。

でもね。

やっぱり布団で寝たいわけですよ。

ですが、次女のソファゴリ押しするんで。

ソファで横になっていました。

しばらくして子供達が寝たら自室に戻ろうと思ったのですが。

寝ちゃいましてね。

目が冷めたら3時すぎ。

だりぃわ。

スマホでポイ活のアリンコのゲームを少々。

すると妻が帰ってきました。

「え?あんた起きとったと?」と妻。

「いや、さっき起きた。ガーコがソファで寝れって言うけよぉ。」と僕。

「一緒に寝てじゃなくて?」と妻。

「おう。なんか、横に来て欲しくないけど、2階には行かんで欲しいって感じやった。」と僕。

「あんた、可哀想やね。」と妻。

「ホントよ。ソファで寝たらキチィわ。」と僕。

「でも、そのソファ気持ちいいもんね。」と妻。

「そりゃ座る分には良いけど、やっぱ布団で横になりてぇわ。」と僕。

「まぁ、そうやねぇ。」と妻。

「じゃあ、2階で寝るわ。」と僕。

お陰様で。

今日はちょっとキツイ。

まぁ、お金になるような仕事は無いので、休みみたいなもんだったんですけども。

明日は千早の現場です。

早く寝よう。

そして思ったこと。

おばけの話は、次女にはしないように気をつけよう。

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