コロ助がリビングで

こんにちは。ダディです。

ここ最近、義母がおかずを持ってきてくれるのです。

昨日は夕方に煮付けを持ってきてくれました。

その時にコロ助を連れてきていたのです。

コロ助とは、妻の妹のしーちゃんが飼っているダックスフンドです。

元気にリビングを走り回っていたのですが。

「ばぁばぁさん、犬を連れてこんで!目が痒くなるから!」と長女。

長女はアレルギーがあり、妻の実家でたまに目が腫れます。

原因は、おそらくコロ助だろうと。

「大丈夫。ちょっとくらい。」とばぁばぁさん。

僕は部屋の片付けをしていたのです。

テーブルの下に、さっきまでは無かった水溜りが。

どうやら、コロ助がオシッコをしたようです。

「あ〜。コロ助がシッコしたー。」と僕。

「えっ?うそぉ?どこに?」とばぁばぁさん。

「ここに。」と水溜りを指差す僕。

「あっ!コロ助くん!まったくもう!」と長女。

「お前!なんしよんかちゃ!コラァ!」と怒鳴り上げる僕。

「来いこのボケが!」と喚き散らしながら、ソファーに座るコロ助の首輪を掴み、オシッコのところまで連れていきました。

「これはお前やろうが!」と僕がオシッコを指差すも、ちょっと無視しよう的な感じだったので。

「これよこれ!」と掴んだ首輪で頭の向きを変えて、分かるように見せてやりました。

「どうするんか!誰が片付けるんか!」とコロ助に言うと。

「私が片付けよう。タオルない?」とばぁばぁさんが割って入ろうとしますが、無視しました。

「お前が片付けろ!この馬鹿が!」とコロ助に言いました。

「も〜う。だから犬はダメって言ったじゃん。」と長女。

コロ助を離して、片付けを始める僕。

「あ〜あ。汚ねぇ。臭え。最悪やん。」と僕。

「ほんと、最悪よねぇ。」と長女。

そして、いくつかオシッコに濡れたものがありました。

「サワちゃん、帽子にシッコが付いとるぞ。」と僕。

帽子を床に置いていたのか、長女の1年生の黄色帽子のつばと頭頂部がオシッコに浸っていました。

「うわ〜〜〜!コロ助くんのバカ〜〜!!!」と大泣き。

「あ〜あ。もうこりゃ捨てな。シッコまみれやん。」と僕。

「どうしてこんな事するの!」と長女。

「どれ、ばぁばが洗ってやろう。タオル貸して。」とばぁばぁさん。

「だから犬はダメって言ったのに!なんで連れてきたの!」と長女。

長女の矛先はコロ助からばぁばぁさんも含めてしまった様子。

「もう諦めろ。新しいの買うけん、明日から新しい帽子買うまで被るな。」と僕。

僕はオシッコの片付け、ばぁばぁさんは洗面台で帽子の洗濯、長女はリビングで大泣き。

「ほら、洗ったけん。これで大丈夫。」とばぁばぁさん。

「嫌だ!オシッコが付いたのに!もっとちゃんと洗ってよ!」と長女。

容赦ない長女の訴えに、再び洗面台で帽子を洗うばぁばぁさん。

片付けを終えてソファーに座ってChromebookを抱えて長女の様子を見ていると。

「しーちゃんに電話する!」と泣きながら宣言。

LINE通話で、しーちゃんにコロ助がオシッコを漏らして帽子に付いて事を説明していました。

「もう泣かんで。サワちゃんのお誕生日にプレゼント買ってあげるから。お仕事頑張ってくるね。」と、しーちゃん。

泣きっぱなして説明して、なんとか伝わった様子でした。

電話を切ると、ばぁばぁさんが二度目の洗濯を終えて帽子を長女に渡します。

「ちゃ〜んと洗ったよ。これでいい?」と、ばぁばぁさん。

「もうイヤ!良くない!」と長女。

「もう新しいの買うけん、良かろう。」と僕。

「じゃあ、ばぁばが買ってこよう。」と帽子の写真を撮るばぁばぁさん。

「もう帰って!もう連れてこないで!」と長女。

「わかった。もう連れてこんどこう。」とばぁばぁさん。

「なんか悪かったね。」と言いながら帰るばぁばぁさん。

「ありがとうござました。」とおかずのお礼を言う僕。

普段ならお見送りをするように促すのですが、長女がこれですから放っておきました。

ばぁばぁさんが玄関から出て、車で帰って行った直後。

さっきまで泣いていた長女がケロッとした感じで、何事もなかったかのように振る舞うのです。

こいつ、まさか、嘘泣きだったのか?

まぁ、今回の件で、ばぁばぁさんは二度とコロ助を連れてこないでしょう。

一件落着です。

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