ダーディークササ

こんにちは。ダディです。

私達家族には「ダーディークササ」という遊びがあります。

命名は長女です。

どのような遊びなのかを説明します。

 

まず、遊ばせる側を提供側、遊ぶ側を享受側と定義します。

提供側は原則大人となり、享受側は原則子供です。

提供側は仰向けになり、膝を立てます。

享受側が立てた膝に掴まるように提供側の足の甲に座ります。

「シーソー」や「ギッコンバッコン」という遊びの体勢です。

提供側は仰向けのまま膝を伸ばしながら足を自身の体に対して90度程度まで上げ、享受側を上に持ち上げます。

このとき享受側は頭が下、足が上、という状態になっています。

提供側は享受側の腰に手を添え、享受側は提供側の足から離脱、提供側の手に腰を支えられたまま提供側の頭上方向に着地する、というものです。

一連の動作を簡単に説明すると、提供側の支持のもとに享受側は前転宙返りをしているという状態です。

 

提供側は子供の重量に比例して体力を消耗します。

僕は久しぶりに子供達にダーディークササをしました。

とてつもない疲労感に襲われています。

特に長女の重量がキツイ。

足の付根付近がなんとも言えない緊張状態です。

明日、間違いなく筋肉痛になるでしょう。

でも、その分、楽しかったです。

長女も次女も、順番を譲り合うんですよ。

「たーたん、どうじょ。」と次女。

「がこちゃん、どうぞ。」と長女。

僕の人生で、これ以上幸せな事は無いだろうと思います。

あぁ、明日の晩、後悔するんだろうなぁ。

 

このダーディークササは、過去に1度、妻もやってみたいとエントリーがありまして。

僕が膝を立てた状態から、妻が足の甲に座ります。

「ふがふんが、もう、ふがふんが、落とさんでよ、ふがふがふがふんが。」と、ふがふがと変な笑い方をしながら準備する妻。

「いや、上がらんやろ。なんで自分の体が上がる前提で話をしよるんか。」と僕。

膝を伸ばそうとすると、僕の上体が起き上がります。

腹筋で、押さえて貰っている状況です。

「ちょっと!ちゃんとしてよ!」と妻。

僕はどうしても妻を持ち上げることができず。

仰向けの状態で体育座りのような体勢を取りました。

状態とスネが平行となる状態です。

その上に妻が乗り、享受側を持ち上げるという行程を排除。

後は膝を伸ばして、頭が下になった享受側の腰に手を添え、そのまま頭上方向に送り出せば完了。

だったのに。

膝を伸ばして妻の頭が下になり、僕は妻の腰に手を添えたのですが。

そのまま、妻が落下。

双方、重傷を負いました。

 

生きる喜び。

あの時、本当に死ななくて良かったと思います。

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