ファインディング・ニモを見て

こんにちは。ダディです。
皆さんご存知のファインディング・ニモを見まして。

このストーリーは、あまり僕の好みではありません。

プリンセスが出ませんからね。

ロマンスがありませんし。

 

そう思っていたのですが。

今日、長女と見ていて泣いてしまいました。

ニモが連れて行かれた後、マーリンが探しに行きますよね。

その過程が噂になってニモに届いた時です。

 

ニモはマーリンに少し失望というか、ニモの期待に応える事は無いと思っていました。

自分を探すことなんて有り得ないというふうに。

それもそのはず、ニモを失う前までのマーリンは、ニモの思っている通りでした。

でもやっぱり、子供が居なくなったら探すよ、普通。

ニモを探しに出てからマーリンは少しずつ変わっていきますよね。

そしてその過程が中々デンジャラスなもんですから、噂が各地に広まってニモにも届きました。

それを聞いたニモが嬉しそうにする姿を見て、涙が堪えきれなくなってしまいまして。

目にいっぱい涙が溜まって、泣きそうなのが長女にバレないようにしていたのですが。

そこからニモが自ら水槽から脱出する計画に再度挑戦するんです。

その心情の変化が嬉しくて泣いてしまいました。

水槽脱出計画が成功した場面は、涙で前が見えない状態でした。

 

ニモはとても嬉しかったんだと思います。

この時のニモはマーリンの言っている事が正しかったと感じていたんです。

マーリンはニモに「危ないことはダメ」「お前には無理だ」と過保護にしていたんですね。

ニモは自分の可能性を否定されていると感じていたんですね。

そしてマーリンの言いつけを破り、危険を冒して失敗。

これで、かなり自信を喪失してしまったんですね。

そこで水槽脱出計画でも失敗。

完全に撃沈しました。

そこに父の噂が。

危険な事は一切行わない父が、危険を顧みず自分を探しに来てくれている。

これを聞いて嬉しくなったんだと思います。

そこで自分も頑張ろうと、再度水槽脱出計画に挑戦し、成功。

失った自信を取り戻せたのは、父のおかげです。

父の挑戦する姿を想像して、嬉しかったからだと思います。

 

親子の絆とは、こういうものでありたいです。

自らの姿、行動や姿勢を見せて、伝えてあげたい。

 

まぁ、ちょっと無理ですね。

僕の場合は反面教師でやってます。

長女が保育園で、結構イジワルされるようなんです。

長女は、ずっと我慢するらしいんです。

周りの子が意地悪する子から庇ってくれる事もあるそうです。

「なんでやり返さんのか?」と聞くと。

「やり返したら、その子が可哀想だから。私は我慢する。」と長女。

僕はいじめっ子だったんで、その気持ちが理解できないんですが、ヤラレっぱなしじゃ僕の気が収まらないんですよね。

ですので、ちゃんと子供に伝えました。

「いいか。意地悪されたら、ソイツの鼻をグーで力いっぱいブッ叩け。」と。

子供なら、鼻さえ殴れば解決ですよね。

でも長女は「そんな事したらダメです。」と、僕に説教を始めました。

 

全く。

親に説教垂れるなんて、誰に似たんだか。

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