公園に子供を連れて行ったのですが

こんにちは。ダディです。

今日も公園に子供達を連れて行ったのですが。

長女の同級生らしい男の子と女の子が鉄棒付近で遊んでいました。

で、長女と次女が遊ぶ姿を眺めていたのですが。

男の子が微妙にちょっかいを掛けてくる感じでした。

しばらくして、長女が男の子と女の子に声をかけて、一緒に遊ぶことになったのです。

ケイドロ(今はドロケイって言うらしい)が始まりました。

次女が警察、長女と友達2人が泥棒。

次女は頑張って走るのですが、追いつけません。

30分以上、次女が鬼をしている状態で、次女が近づくと全員で逃げていくという状況でした。

ちょっと次女が可哀想だと思っていたんです。

次女が追いかけるのを諦めたように見えたので、次女に「よその公園でブランコでもするか?」と言うと。

「うん。」と僕のもとに来ました。

一緒に手を繋いで歩いて別の公園に向かったのですが。

次女が「ちょっと待ってて。もう一回、行ってくる。」と長女と友達のいる方向へ走って行きました。

結局、捕まえきれなかったのですが。

次女は男の子の持ち物に噛み付いたのです。

「あっ!それはお父さんから貰ったマレーシアのお土産なのに!」と男の子。

はぁ?

なんがマレーシアや、クソガキが。殴り殺すぞ。

と思ったのですが、次女が他人の大切なものを噛んだという事の方が当然、悪い。

次女からすると、ずっと鬼をさせられて悔しかったんだと思います。

特に男の子が次女をおちょくっている(意味わかりますかね?)様子を見ていて、僕はイライラしていたんです。

次女はずっと我慢してニコニコしながら追いかけていたんです。

まぁ、年下のチビと遊んでも面白くない年頃でしょうし、「仲間に入れん」って最初から仲間はずれにされていないだけマシなんだろうとも思いますが。

自分の子供を贔屓目に見ているという事が原因だと思いますが、長女を含めた友達2人がムカつく。

男の子は次女に「大切なものなのに、なんで噛んだりするんだよ!」と言っていたのですが。

次女は謝りませんでした。

公園の水道でキーホルダーを洗っていた男の子。

洗いながら次女に色々言っていたのですが、次女が一向に謝りません。

しばらくすると、男の子が僕のところに来て言いました。

「ガーコちゃんのお父さん、ガーコちゃんが僕のキーホルダーを噛んだんです。」と。

ぶん殴ってやろうかと思いましたが、流石に、それは、ねぇ。

ということで、大人気無い返事をしてやることにしました。

「なんで俺に言うん?」と。

この子からすると「あぁ、ごめんね、うちの子が。」的な返事が来ると思ったんでしょうけど、まさかオジサンが微妙に喧嘩腰でくるとは思わなかったはず。

唖然とする男の子に「俺に言ってさ、どうして欲しいん?」と聞くと。

「いや、あの。。。」と言葉に詰まる男の子。

「あいつ(次女)が謝ったら良いと?大切なキーホルダーなんやろ?俺が同じのを買ってきたら良いと?」と聞くと。

「謝って欲しいです。」と男の子。

「わかった。ガーコー!こっち来い!」と怒鳴る僕。

「ガーコ!早く来なさい!」と長女。

「お前は黙っとけやっ!」と長女を睨みつけて怒鳴りました。

数回呼んでも次女は来ませんでした。

「〇〇君、ゴメンけど、あいつ、今は謝りきらんかもしれん。でも、ちゃんと謝らせるけん、ちょっとまっとって。」と僕。

「はい。」と男の子。

素直に返事をしてきたのですが、どうも気に食わないんで、言ってやりました。

「あいつがさ、なんでキーホルダー噛んだと思う?」と。

「いや、わかりません。」と男の子。

「そうやろうね。あいつね、多分、悔しかったんと思うんよね。あいつ、ずっと鬼をさせられよったやろ?小さい子に鬼をさせて、近づいてきたら逃げてさ。俺から見たらイジメと変わらんけな。お前らは楽しかったろう?そういう遊び方してよ。面白いもんなぁ。そういう遊び方。」と僕。

数秒沈黙が続き、僕が「ちょっとあいつ連れてくるね。」とベンチから立ち上がると。

「僕も、謝ります。」と男の子。

「え?何を?」と僕。

「ずっと鬼をさせて、可哀想な事をしたから。」と男の子。

「いいよ、謝らんで。だって、あいつ、大切なキーホルダーに噛み付いて、謝ってないやん。そんなヤツに謝る必要無いやろ。」と僕。

男の子は、黙っていました。

で、次女のところに行って「一緒に謝ってやるけん、行こう。」と声を掛けたのですが。

次女は泣きじゃくって、謝ることが出来ませんでした。

「ゴメン、〇〇君。やっぱり今は謝りきらんみたいやけど、後で絶対謝らせるね。」と伝え、公園から帰りました。

帰宅して、妻に事情を説明して。

次女は妻に抱きついて泣いていました。

妻は僕に「キーホルダー買ってきたら良いって、それは言ったらダメやろ。」と。

落ち着いて考えると、確かにそうなんですけどね。

実際現場を目の当たりにした状態で、誰がマトモに対応できるかって話ですよ。

しばらくして、次女も落ち着きまして。

「頑張って謝ろうかの。」という僕に、頷いた次女。

抱っこして、公園に行きました。

長女と友達は、まだ公園にいましたので。

「〇〇君、ちょっと良いかね。こいつに謝らせるけん。」と次女を降ろしました。

次女はすぐ、男の子に「ごめんね」って言ったのですが、泣きながらだったのと声が小さかったので聞こえませんでした。

「ちゃんと泣かんで言いなさい。」と数回促して。

「ごめんね。」と次女。

「いいよ。」と男の子。

これで解決、ですが。

「ごめんね、〇〇君。キーホルダーの事、俺等がお家の人に謝りに行こうか?大切な物なんやろ?」と僕。

「いえ、いいです。大丈夫です。」と男の子。

「わかった。ごめんね、〇〇君。じゃあ帰るね。」と、次女を抱っこして帰りました。

一緒に遊んでいた女の子が、頻りに「私も、ごめんね。」と次女に謝っていましたが。

無視して帰りました。

帰宅して。

しっかり謝ることが出来た次女を、妻がしっかり褒めてあげまして。

次女を連れて買い物に出掛けました。

しばらくして長女が戻ってきました。

で、長女に確認しました。

「ガーコがずっと鬼をしよって、お前は可哀想とか思わんかったんか?」と。

「うん。だって、ガーコ、ニコニコ笑いながら遊びよったよ?」と長女。

そうなんですよねぇ。

確かに、ニコニコしながら遊んでいたんです。

僕からすると、その姿が逆に次女の頑張ってる感が伝わってくる状況だったんです。

こいつは僕に似て、人の気持ちが本当にわからないんです。

おそらく、友達の2人は次女に軽く嫌がらせをしている感覚があったんだと思います。

しかし、長女にはその感覚がなく、純粋に鬼から逃げているだけだったんです。

これは僕の子供の頃も同じだったので、間違いない。

僕も同級生を「ケッタ」という遊びで泣かしてましたもん。

イジメている感覚が薄いというか、理解できないんです。

ルールに則った遊びの中で、鬼から脱出できないヤツの気持ちがわからないんです。

遊んでいたら友達が泣き出して、泣いたまま続けていると。

「おい、もうあの子泣きよるやないか。(鬼を)変わってやらんか。可哀想やないか。」と学校に来ていた業者のオジサンから言われて、鬼を変わってやった事がありました。

当時は、なぜ変わってやれと言われたのか、本当に理解が出来ませんでした。

自力で鬼から脱出する事が出来ないという事が、僕からすると有り得ない事で、その状態がイヤだなんて思いもしませんでした。

ですので、長女に言いました。

「ずっと鬼をやらされるのって、普通はイヤみたいなんよ。だけ、気をつけろ。」と。

「はい。」と長女は返事をしましたが、おそらく理解出来ていません。

次から公園に行った時、長女の友達が居たら、次女は僕が別のところに連れて行く事にしようかと思います。

まぁ、先日遊んでくれてた姉弟が居たら、話は変わってきますが。

やっぱり、あの姉弟が特別なんですよねぇ。

というか、友達と思っていた2人は、長女の1こ上らしい。

だったら、長女と遊んでくれただけでも有り難い事だったんじゃないだろうか。

同級生かと思ったよ。

だって、長女が一番背が高かったんだもん。

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