割れたタンブラーの謎

こんにちは。ダディです。

今日、帰宅するとキッチンに壊れたタンブラーがありました。

次女がECCで貰ってきたディズニー柄のタンブラーです。

「あら、もう壊しとら。」と独り言。

今日、子供達は妻の実家に預かって貰っています。

長女が小学校の入学式でお休みだったのです。

次女も便乗して保育園をお休みしたのです。

ジィジィさんとバァバァさんに、色々と連れて行って貰った様子。

そんな子供達は、晩ごはんも妻の実家で頂くことになりました。

僕と妻は、適当に晩ごはんを済ませる事になりました。

僕はサニーでカルビーのポテトチップスを購入して、セブンイレブンで炭酸水を購入。

妻はハローディで僕のリクエストしたコロッケと、チラシ寿司的な物と惣菜を購入。

僕が先に帰宅して、自分の食事としてチャルメラの宮崎辛麺を作っている時に、妻が帰宅。

辛麺を茹でている時に、妻が一生懸命、僕に語りかけています。

「今日ね、このタンブラーを1個、落として壊したとよ。このタンブラーは中蓋にパッキンが無いから、中身が漏れるから気をつけて持ってねって長女に言ってたんだけど、2個をまとめて1枚のタオルで包んだんよね。もう時間も遅かったし、イライラしてて。だから「こんなんじゃダメでしょ」って言ってたら、1個落として、割れたんよ。そしたら長女が「割れたのは私ので良いから、割れてないのを次女の物にしてあげて。」って言ったと。もう、それを聞いて泣きそうになってね。そして病院(勤め先)でこの事を話してたら、消毒の入れ物が同じように壊れたんよね。で、この事を話したら「いい子に育ちましたね」って言われたとよ。」と妻。

「そうか。良かったねぇ。長女が気を使ってくれたんやね。」と答えました。

しかし、全く当時の状況が分かりません。

でも、深く聞かない方が良いんです。

理解しようと細かく内容を聞いたりすると、妻が不機嫌になります。

要するに。

妻がタンブラーを落として壊した。

壊したのは自分の責任だから、壊れたものを私のものとして次女には壊れていない物を使わせてあげて欲しい。と長女が言った。

妻は自分が壊した事を人のせいにしたいので、長女が「自分のせいだ」と言ったから、嬉しかった。

という事です。

妻は長女に、秘密で買っていたディズニーの40周年柄のタンブラーを与えたそうです。

で。

妻が子供達を迎えに行き、帰宅。

次女は、今日あった事を色々と説明してくれました。

長女は、朝のタンブラーの出来事を説明してくれました。

「マミィはね、会社で私の事を説明して「いい子に育ちましたね」って言われたんだって。」と長女が言います。

「は?意味がわからん。」と僕。

その後も、長女は僕に説明しようと試みるのですが、僕は一向に理解できません。

「だけね、ダディに言っても意味がないとって。」と妻。

「あぁ、全く意味がわからん。」と僕。

「え〜ぇ?だけんね、壊れたタンブラーは私の物にしてって言ったとよ。」と長女。

「全然、意味がわからん。なんで壊れてない方のタンブラーがガーコの物ってなるのか、意味がわからん。」と僕。

「ほらね。ダディに何を言っても無駄なんよ。」と妻。

皆さん、ご存知の通り。

僕はサイコパスです。

タンブラーの件に関しては、全く意味が分かりません。

与えられた情報から、今朝、何があったのか。

次女が貰ってきたECCのタンブラーと、長女が別で用意したタンブラーを、長女が1枚のタオルで包んでいた。

「それじゃダメだ」と妻が1枚のタオルで包んだ2個のタンブラーを持って移動していたら、1個タンブラーを落として割った。

「マミィがタンブラーを落としたのは、1枚のタオルで包んでいた私の責任だ。」と長女が主張し、割れていない物を次女の物として欲しいと言った。

ここで、意味が分からなくなったんです。

割れた方と割れていない方が、同じものだったと知らされていなかったんです。

次女がECCで貰ってきたタンブラーは、長女もECCで同じものを貰ってきたらしいのです。

ECCのタンブラーが2個ある。

この情報があれば、状況を理解しやすかったかも知れません。

「は?おんなじタンブラーを持っとったと?」と僕。

「そうよ。だってECCから貰ったんだもん。」と長女。

なんで保育園の子供と小学生が同じ物を貰ってくるんだよっ!

「わかった。そりゃあ、お前は偉いな。」と僕。

長女は得意気でした。

そしてディズニーの40周年記念のタンブラーを僕に見せて。

「コレをマミィから貰ったんだぁ♪」と長女。

「そうか。」と僕。

まぁ、タンブラーを壊された長女が自らを犠牲にしたという今回の事件。

これはクレーム対応としては上級技術です。

今回の件を理解して、僕は以前対応したクレームの会話を思い出しました。

思い出したのは、会話だけ。

クレームの詳細も覚えていません。

クレームが発生するということは、僕の不備でお客さんが怒ったんだと思います。

多分、商品の納期が遅いとか、そんな内容だと思います。

「謝罪は無いのか!」とお客さんに言われまして。

「申し訳ございません。僕からは謝る事しか出来ません。」と説明しまして。

「それが謝罪なのか!」と聞かれたので。

「僕は申し訳ないとお詫びする事しか出来ません。今回の件で何か別の保障として、金銭や物品が必要でしたら、具体的におっしゃってください。必要なものがあれば僕は上司に確認を取らないと、個人の判断での決裁権がありません。」と伝えました。

「いや、そういうわけじゃ無いから。謝っているから、それでいい。」とお客さん。

「それでいい」って言うなら「それが謝罪なのか」って、どういう意味だったんでしょうかね。

汚れ切れないヨゴレって感じですね。

こういうしょうもない人って、職場で辛い思いをしているんだろうなぁと思います。

文句を言っても言い返されない相手に対して文句を言うんですよね。

そういうヤツに対しての対処法、クレーム対応の真髄は、以下の通り。

「はーい。全部あなたの言う通りでーす。僕もそう思いまーす。」

コレでOK。

先日も、博多駅前のマンションに住んでいるという事だけがアイデンティティとなっている小柄で小太りのオッサンがいました。

「北九州の田舎から福岡に出てくるなっ!」的な事を言っていましたが。

「仰る通りです。僕もそう思います。僕も指示を受けて、指示通りにやっているんですけど、お客さんの言う通り。その通りです。」と僕。

悪いのは僕達じゃなく、僕達に指示を出した人達だよって伝えてあげました。

すると「フガフガ、フガフガ、フガフガ。」と、何やらフガフガ言っていました。

文句を言う奴は、自分の意見が認められるとフガフガ言うんでしょうね。

僕のクレーム対応は、こんな感じ。

完全スルーです。

「巫門遁甲」と名付けています。

シャーマンキングの巫門遁甲の応用です。

しかし長女は、全てを自分の責任とする自己犠牲の美しさを主張しています。

小3にして、このクレーム対応を身につける長女。

まぁ、その程度で眩ませる相手か否か、しっかり判断できるようになって欲しいですね。

この手法は、サイコパス(僕)には通用しませんからね。

というか、タンブラーを落として割ったのは妻なんですから、ちゃんと子供に謝らないとダメだと思うんですけど。

コレを言うと、また面倒になる。。。

そして、このタンブラー。

次女はタンブラーがお気に入りだった様子ですが。

別に長女は、このタンブラーを気に入ってなかったんです。

だから割れても別にどうでも良かった。

八つ当たりしたい妻に「私に八つ当たりして!」とひけらかしたんですね。

見た目は妻に似ていると言われますが、中身は僕にソックリな長女。

僕のように、人生の道を間違わないように指導する事にしよう。

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