新品へ交換するか修理するか

こんにちは。ダディです。

本日、水栓修理に失敗して参りました。以前紹介しました止水不良という状態で、カートリッジという部品を取り替える事となっていたのですが。
カートリッジを取り付けている部分のカートリッジ押さえが、固着して外れませんでした。
失礼ですがかなり年数が経過していましたので、このような事も想定しておりました。
見積の段階から修理ができない場合は本体交換となる旨の説明を行い、修理見積と代替品への取替見積を併せてご提案。
作業前にカートリッジの設置位置等をお客様へ説明し、取替が出来ない場合もある旨をお知らせして作業に取り掛かりました。
案の定といいますが、カートリッジ押さえが固着により外れず。カートリッジ押さえの工具を当てる部分が変形するほど力を入れたのですが、ダメでした。

カートリッジ交換不可は、今年に入って2回目です。


今回のお客さんには本当にしっかり説明していたので納得して頂いていると思いますが、前回のお客様は部品交換が出来ない可能性がある旨の説明を怠っておりご迷惑をお掛けしてしまったのです。
午前中の修理作業が修理不可となり、水栓本体取替の見積を直ちにご提案して即日本体取替を行いましたので、結果としてお客様からはとても喜んで頂けたのですが。
なんと言っても、直ると思った不具合が直りませんでした。という、良くない状態が継続するという不安は、やはり迷惑以外の何者でもない。
近頃、水栓のネジ結合部分の固着が想定される設置から15年を超える製品は、修理の提案を控えたほうがお客様の為ではないかと思うのです。
そろそろ会社の方針として決めなくてはいけないんだろうと思います。
修理ができるかも知れないと業者に言われると、取替の5分の1程度の費用で済むという提案になるので、頼んでしまうのが普通だと思います。
ただ。
直せるかも知れないものを、直せないかも知れないから買い換えるっていうのが、僕の思想と異なるんです。美学に反するっていうんでしょうか。
とはいえ。直せなかったという事で使わなかった修理部品が不良在庫と化し忘却され廃棄される事を思えば、今まで主人の役に立った水栓金具は、直せば使える状態でも取り替えるという事態を受け入れてくれるのではないのか。

こういう話は、番長にします。
番長とは前職で同僚でして、僕の転職後に縁あって同じ会社に入社することになりました。
番長は課長です。僕もなんですがね。同じ部署で。番長は僕の上司です。番長には早く次長になって貰いたいのです。
本当につい先日、カートリッジ交換の見積を今後どうするかという相談をしていたのです。やはり本体取替の提案をする方が良いという判断なんですがね。
今回の件で、修理提案ができる水栓の設置後経過年数が確定される事になるでしょう。
果たして設置後何年までとなるのか。

ということで。
僕は賃貸を除くお客様への修理提案は設置から15年迄で良いのではないかと思っています。
修理できなかった事案は、設置後20年余り経過しており、修理部品が廃番となっていないものでした。
最初から交換の手配を取ることがお客様にとって一番利点が多いと思います。
うちの会社には利点が無さそうですけど。

コメント