こんにちは。ダディです。
今日は現在の勤め先で、団地の集会所の照明が点灯しないという事案で点検依頼がありました。
照明器具自体は異常なく、電球も交換されており、スイッチを入れれば点灯するとの事。
この事案に福岡営業所の現場作業員3名で対応することになったのです。
まずはメンバー紹介。
僕等のリーダー、Tさん。
北九州の本社に所属しており、福岡営業所の従業員2名が急に辞めた事から、協力業者のHさんと昨年7月から営業所の現場管理者として奮闘する現職4年目の中堅社員。
クライアントさんと超絶フレンドリー(タメ口)に接して、めちゃめちゃ気に入られている営業所最年少の30代。
僕と同期のMさん。
元飲食店の店長さんで、電気工事未経験ながら管理能力や対人能力は尊敬の念に堪えない。
現場作業も充分に熟せて、写真等の報告書も営業所で1番理解している素晴らしい現場作業員最年長40代。
そして僕。
知ってる雰囲気を醸し出す割に実力が伴わない、41歳厄年。
5階の現場に階段で荷物を持っていくだけで疲れ果てる、41歳厄年。
以上3名、集会所に現着。
Tさんが集会所の担当者を訪問。
担当者さんから、状況を説明してもらいました。
「集会所で習い事をしている先生から、「暗くなっても電気が点いていない」と連絡がありました。」
「管理事務所の方が電球を交換して、正常に点灯する事を確認しました。」
「その後も「電気は点いていなかった」と写メを撮って見せてくださって、本当に電気が点いていなかったんです。」
その話が、何回か繰り返されており、Tさんが困っていた様子だったので。
「この照明器具の点灯する条件を確認させて欲しいのですが、分電盤や配電盤の場所を教えて頂けますか?」と、しゃしゃり出た僕。
「この鍵で、あちらの方にある扉を開けて貰ったら、中にあります。」と担当者さん。
「じゃあ、ちょっと調べせさせて貰いますんで、終わりましたら報告します。」と僕。
もうね、何が悪いか、見る前から分かりますよね?
絶対、コレやろ。
説明された分電盤の場所に向かう途中に「タイマー不良ですよ。時間がズレているんですよ。」と偉そうに言い触らしている僕。
分電盤を開けて、タイムスイッチを確認。
タイムスイッチの時間が、現在時刻から5時間ほどズレています。
現在時刻の確認方法と、動作時刻の設定方法を、2名に説明しながらタイムスイッチの時間を現在時刻に合わせまして。
「こうなったら交換する他、対処出来ませんね。すぐに再発しますよ。」と偉そうに説明する僕。
「俺、初めて見ましたよ、こんなの。よく知ってますね!」とTさん。
その言葉に乗せられて「いやぁ、前職で、この手の不具合は大体このタイマーが不良を出してましたから。」と僕。
一旦タイムスイッチの時間を調整したので、交換の見積をする事にして、Tさんから担当者さんへ状況報告。
その間、僕はMさんに「ここはタイマーだけだったみたいですけど、先日確認したEEスイッチと併用している場合もありまして・・・」と調子に乗って説明を始めました。
聞き上手で優しいMさんは「あぁ〜、なるほど。そんな設置の方法もあるんですね。」と親切な対応をしてくださいました。
Mさんは職業訓練で同じタイマーを扱った事があるそうで。
きっと僕がいなくても、TさんとMさんで解決出来た事案だったんだろうと思います。
昔取った杵柄で偉そうに出来るのも、あと半年くらいなもんでしょう。
知識なんてものは持っていても、全て教えてしまえば、その知識を持っていた人が重宝される事はなくなるんです。
しっかりと教えずに「見て覚えろ」も、生きる為には必要な行為だと思います。
ですが、僕には保身にしか見えないので、美しくありません。
自分の持ち得る知識や経験を全て共有して、自身の価値や存在意義を消していく事で、儚さを覚え、美しく感じるのです。
「あいつ昔は色々知っとったけど、今は俺等が全部覚えたけん、もう要らんよね。」
そう言われる状況を作れたら、最高ですよね。
僕の理想なのですがね。
Mさんのような優しい方が居ると、理想の状況に達するのは難しい。
「入社の時に「簡単な部品の交換をしてもらう」って説明だったのに、換気扇(レンジフード)や分電盤を交換しろって言われて、俺、ダディさんが居なかったら無理って言って辞めてますもん。」と、いつかMさんに言われました。
そう言って貰える今の環境は、本当に有り難い。
そんなお言葉に甘えて。
もうしばらく、偉そうにさせて貰いましょうかねぇ♪
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