遠のくゴール

こんにちは。ダディです。

独立して(解雇されて)早半年。

大半をリペア作業に費やす事で、なかなか上達したんじゃないかと思います。

しかし。

今週は別のリペア会社さんで仕事をさせて頂きまして。

リペアの手法が、ちょっと違う。

慣れない手法になると、いつもの作業が途端に難しく感じます。

「パテが上手く盛れません。。。」と泣き言を言う僕に。

「まぁ、しやすい方法で良いよ。」と社長。

とりあえず、自分の出来る事をやったという感じ。

そして今日。

社長の息子さんと一緒に現場に入りました。

息子さんの手法も、社長と若干違います。

「すみません、ちょっと見学させてください。」とお願いして、作業を見させてもらいました。

上手い。

いつだったか、もう3年くらい前になるのですが。

一度、息子さんに作業をお願いして、仕上がりを見てビックリしたんです。

仕上がりが美しい。

僕の知るリペア職人の中では、彼が最強です。

説明も上手で、一連の作業をレクチャーして貰いました。

木部の傷を補修する際の下処理の段階から、美しさが違いました。

下処理が終わった状態を触らせてもらって、ビックリ。

「えっ?!こんな状態にするんですか!」と。

「ココが1番大事です。これが出来れば、後が楽ですよ。」と息子さん。

そして硬めのパテを盛るのですが。

早いし、上手い。

ちょっとコテで触っただけで、美しく仕上がっています。

再度、触らせて貰いました。

僕が上手くいった時の状態と同じくらいの仕上がりです。

「まだ、ちょっと引っかかりがありますよね。」と息子さん。

「え?どこにですか?」と僕。

仕上げの処理をして、再度、触らせて貰いました。

「えっ、スゲェ。こんな状態になるんですか。」と僕。

「ココまでやれば、後はチョチョっと、光沢を抑えて、色を付けて、終了ですね。」と息子さん。

どこが傷だったか、わかりません。。。

素晴らしい技術です。

ツヤ調整のクリアスプレーを使わずに、美しく仕上がっています。

「まぁ、ココがゴールって感じですかねぇ。」と息子さん。

「いやいや、ゴールに辿り着けませんよ。」と僕。

遠のくゴールを見て、思いました。

今まで自分がゴールと思っていた地点は、通過点だったらしい。

その後、他の作業でも色々と指導をして頂きました。

正直、僕が今日の現場に行く意味は無かった。

息子さんだけで終わらせられた感じです。

きっと社長は、僕に仕事をくれたという体にしてくれたんです。

有り難いことです。

お金貰って、勉強させて貰って、なんだか申し訳ない。

今後、役に立てるように頑張ろう。

そして思ったこと。

息子さん、やっぱりイケメンです。

高橋一生に似ていると思います。

僕より10歳若いらしい。

そろそろ第二子が生まれるらしい。

出産祝いは、何にしようかなぁ。

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