2021年4月2日 ネタパレ 空気階段のネタ「呪い」を見て

こんにちは。ダディです。

お笑いの番組が好きで、テレビの録画機能を使って暇があるときに見ています。

今日は夜間作業の立ち会いに行きまして、作業状況をある程度確認したので帰宅しました。

帰宅後、ネタパレを見ていたのですが。

本年4月2日の空気階段というコンビのネタを見て、泣きましたので日記に書いておこうと思いました。

You Tubeで見つけたので、貼っときます。

空気階段「呪い」

ネタのストーリー

お姫様が犬を抱きかかえ「もうすぐ呪いが解けるわ」という場面から始まりました。

悪い魔女によって犬の姿に変えられた王子様。

10年の時が過ぎ、ようやく現れた勇者によって魔女は滅び、王子に掛けられた呪いが解ける時が来たというもの。

呪いが解けた時の姿が10年前の姿と大きく変わっており、姫が泣いてしまう。

その全てを王子が優しく受け止めるというものでした。

初回 笑って涙が出た

以前から空気階段の斬新なネタ構成は凄く好きで、きっと頭のいいコンビなんだろうと思っていはいましたが。

呪いが解けた直後に「10年間犬の顎で生きてきたから人間の顎に慣れていない」という現実にはありえない話が実際に発生すると「そうだろうな」と納得できる絶妙な想定を上手く取り入れていました。

もう笑ってしまって。途中からネタの会話内容がわからなくなってしまったので、一旦落ち着いたらもう一度見ようと思い、とりあえず番組を最後まで見ました。

2回目 涙は笑いからなのか

空気階段のネタは僕の家のテレビで11分30秒から始まります。

正直、1回目ではネタの始まりすら良く理解していなかったのですが、今回は真剣に見ているので大丈夫。

冒頭に記述した内容と相違ないと思います。

ここで、またしても先程笑って見る事ができなかった内容のお陰で新たに笑うことができました。

王子のセリフ「皮肉なもんだよ。呪いが解ける前より、解けた後の方が辛い思いをするなんて。」みたいな。

10年の月日が経ち、呪いで犬に変わっていた事により身体の変化が分かりづらい状態だったんですね。

姫がたくさん餌を与えたせいで、王子が大きく成長してしまったようです。

「私が餌をあげすぎちゃったから。」と泣く姫に。

「出されたものを全部食べた僕も悪かった。」と言う王子。

これでまた笑ってしまい、結局最後の方のセリフが聞き取れなかったので、巻き戻し。

今では早戻しと言うらしいですが、僕は10秒戻しを連打します。

場合によっては10分区切りで戻して30秒先送りを使います。

そんなリモコン操作をしている辺りから、僕のこの気持は面白いという感情とは違うような気がしていました。

3回目 涙は笑いからではなかった

最後は王子が姫に言います。

「戸惑いや悲しみと言った呪いは、全部、俺が解いてあげるからさ、今日は俺の胸で眠れ。」

姫は「優しい〜」と言って泣きつきました。

王子は優しく、そして強いんです。

本来喜ぶべき筈の事象で、理想と現実の差に落胆する。

その落胆する原因が自分にあった時。

その落胆を隠せなかった相手が泣いてしまった時。

僕が王子だったら、まず僕が泣いています。

そして姫に言います。

「お前は犬になってなかっただろ。」

「俺だって、こんな格好になるなんて思ってなかったよ。」

「悲しいのは俺の方だよ。」

でも、王子はこんな事を言いませんでした。

唯一、姫を否定するような言葉は冒頭の一言のみ。

「泣いたってしょうがないじゃん。」

 

愛とは、何なのか。

改めて考えさせられるものでした。

そして思ったこと

僕は、重ねたのです。

現実の僕を姫に。

理想の僕を王子に。

僕は心が弱い。きっと姫のように泣き崩れるでしょう。

そして僕の理想は、優しく強くあること。王子のように全てを受け止め優しく包み込む度量が欲しい。

この話は愛し合う二人である事が前提なのですが、そうであったとしても僕は最後の王子のセリフ「俺の胸で眠れ」という言葉は、あの王子の置かれた状況からは想像すらできないものでした。

これが本当の愛なのかもしれない。

僕は今まで、こう思っていました。

愛とは、自分よりも相手を想う気持ちだと。

でもこの王子の愛は、更に上の領域なのではないかと。

彼の愛とは、姫の愛を信じること。

自身がどのような状況にあろうとも、相手が自分を思う気持ちを一切の揺るぎなく信じること。

だから言えたセリフ「俺の胸で眠れ」なのです。

 

今の僕には到底言えないセリフです。

宝くじで1等が当たれば、誰に言っても大丈夫な気がしますがね。

 

そうか。

王子の自信は、途方も無い財力によるものなのか。

 

泣いて損したわ。

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