公園で財布を拾ってしまった

こんにちは。ダディです。

今日は休日出勤だったのですが、昼過ぎに終了。

別件の追加作業も速攻で終わらせて、帰宅しました。

帰宅すると、ばっちり髪の毛を切った子供達が出迎えてくれました。

そして次女から「公園に行こう」と誘われまして。

近所の公園にボールを持って行って、少し遊びました。

僕達が公園に到着すると、1歳半くらいのお子さんを連れた家族がブランコで遊んでいました。

娘さんだろうか、ちょっとおしゃべりが出来るという感じの可愛いお子さんでした。

一緒に居たお父さん、さぞ幸せでしょう。

そんなお子さんが、ブランコから落下して泣いてしまいました。

そのまま、そのご家族は帰宅されまして。

その後も僕と子供達は公園で遊んでいたのですが。

次女が虫取り網が欲しいと言い出しまして、一旦帰宅。

虫取り網を持って、再び先程の公園へ。

結局、トンボもチョウチョも居なくなっていたので、帰宅。

虫取り網を自宅に置いて、別の公園に行きました。

通称、飛行機公園。

ここで長女の同級生が遊んでいたので、子供達は一緒に遊ぶようになったのですが。

次女が微妙な感じで僕のもとに帰ってきたので、別の公園に行くことにしました。

「レジャーシートを持っていきたい」という次女の希望を叶えるため、一旦帰宅。

そしてレジャーシートを持って、別の公園へ。

そこで滑り台で遊んでいた次女。

滑り台を滑る時に、速度を落とそうと滑り台の縁を強く握ったためか、右手の親指が摩擦で火傷っぽくなってしまいました。

「ダディ、ギュッて持ったら、指が痛くなった。」と次女。

「そうかそうか、可哀想に。ギュッて握らんようにせな。」と僕。

そんな事を言いながら、公園をウロウロしていると。

ベンチに財布が置いてありました。

「ガーコ、財布が落ちてない?」と僕。

「あ、本当だ。」と次女。

次女が拾い上げ、財布の中身を確認しようとしていたので。

「おい、中を見るな。人のぞ。」と僕。

「はぁい。」と財布を閉じる次女。

「どうする?警察に届ける?ここに置いとく?」と僕。

「届ける!」と次女。

落とし物は、警察に届けましょう。

という事で、次女と一緒に室見交番へ。

ソコソコの距離を歩いて、大した中身が入っていないであろう財布を持っていったのですが。

あいにく警察官不在。

机の電話で拾得物の連絡先へ電話しました。

対応してくださった警察官の方は、申し訳無さそうに現状を説明してくれました。

「交番の警察官は別の対応に出動してまして、何時に帰るという事がお伝え出来ません。お時間を置いて再度交番に来て頂くか、早良警察署に来て頂ければ警察官が居ますので。」とのこと。

クソ面倒くせぇけど、早良警察署に行くことにしました。

室見交番から自宅に戻り、車で早良警察署へ。

警察署へ向かう道中。

「あぁ〜、面倒くせぇ。こんな事になるんやったら、警察に届けんほうが良いな。お前、どう思う?」と僕。

「ガーコは、届けたほうが良いと思う。」と次女。

「なんでや?」と僕。

「だって、落とした人がお買い物する時に「あれ?財布がない!」ってなったら、可哀想だから。」と次女。

そうね。落とした人が、可哀想やもんね。

でも、拾わないで、そのまま置いてたら、落とした人が自分で探しにくるんじゃない?

でもね、良いんです。

次女が「落とし物を警察に届ける」というイベントを経験出来るだけで、良いんです。

そして早良警察署に到着。

窓口付近には3人の警察官がいらっしゃるのですが、既に対応待ちであろう人が1名。

無線や電話の応対で、忙しそうにしています。

そんな中。

「すみません、落とし物を持ってきました。」と僕。

「はい、コチラにどうぞ。」と警察官。

拾った財布を渡して、中身を確認していました。

室見交番で誰も居なかったので持ってきた旨を説明すると。

奥に座っていた警察官さんが「あっ!先程の落とし物のご連絡を頂いた!申し訳ございません。」と申し訳無さそうに僕に謝罪するのです。

いやいや、申し訳ないのは僕の方です。

放っておいた方が良いような物を、わざわざ警察に届けるなんて、誰も幸せにならない事をしているんですから。

で、拾得物の確認処理をしてもらいまして。

落とし主への個人情報開示は認めず、遺失物の届け出がない場合の権利放棄をする、という事にしました。

「お手数おかけしまして、申し訳在りません。」と対応してくださった警察官にお詫びをしまして、退出。

「落とし物は、拾わんほうが良いな。」と僕。

「それはダディが「届けようか」って言ったからでしょ!」と次女。

「まぁ、そうな。でも警察に届けるって、お前も言ったやん。お前はどうしたかったと?」と僕。

「届けた方が良いと思う。」と次女。

そうよ、きっと。

本当は警察に届けた方が良いはずなんやけどね。

多分、落とした子は自分で行ったところを探すと思うんよねぇ。

で、わざわざ警察に行かんと思うんよねぇ。

でも、良いんです。

その辺りの判断は、まだ次女には早いと思います。

家の近所の公園から、室見交番までは、そこそこ距離がありますが。

キックボードを一生懸命漕いで、頑張りました。

そこから自宅まで戻って、早良警察署に車で行きました。

「ダリィ、面倒くせぇ、持って行かんで良かった。」という僕に対して。

「落とした人が可哀想」と言いました。

次女は、お利口さんです。

警察署の窓口で対応してくださった警察官の方は、帰り際で次女に「届けてくれてありがとうね。」と声を掛けてくださいました。

次女は警察署に来たことが嬉しかったのか、「ありがとう」と言われて嬉しかったのか。

まともに返答しないままだったのですが。

僕より少し年上であろう、警察官さん、ありがとうございました。

人徳というものは、人の気持ちを考えた時、道徳的な事を思慮した時に成長するのです。

行為としては、全く無駄ですが。

次女の人徳は確実に成長しました。

僕個人の力では、この経験を得ることが出来ません。

落とし主には申し訳ない。

対応してくださった警察官さんにも申し訳ない。

全て僕のエゴで行った事です。

そんな懺悔にも似た気持ちで帰宅の途についたのですが。

「ダディ、帰ったら公園、行ける?」と次女。

「もう、こんなに遅いから、公園は行かれんやろ。」と僕。

「えぇ〜。もう。ダディがお財布を拾ったからでしょ!」と次女。

「はぁ?じゃあ、お前は落とし物を拾っても警察に届けんとか?」と僕。

「え?届けたよ?」と次女。

「じゃあ、お前もダディと一緒やねぇか。」と僕。

「あ、そっかぁ〜。」と次女。

おいおい、自分が何をしたのか、本当に分かっているのかい?

なんか不安になってしまった。。。

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